【生活・暮らし】家計管理!!収入共有方式やお小遣い制とそれ以外の手法について

2025年6月28日

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【生活・暮らし】家計管理!!収入共有方式やお小遣い制とそれ以外の手法について


今回は、家計管理の方法について、整理したので記載します。

家計管理の方法について

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人による
→私自身は「収入共有方式」を自分自身(我が家)にあうように改良した方法で実施しています。

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我が家では定期的に家計管理の見直しを行っております。
だいたい、3連休などのまとまった休みのときに行うことが多いです。
特にゴールデンウィークや年末年始は、まとまった休みになることが多いので、家計管理について夫婦で計画を練ります。今回は家計管理の方法について、たくさんの方法があることがわかったので、整理しました。

一般的に確認できる方法は下記の5つです。(漏れていたらすみません。)

1.収入共有方式(共有口座方式)

2.費用分担方式

3.按分(あんぶん)方式

4.一任方式(おまかせ制)

5.別会計制

それぞれについて解説します。

その後、私自身の家計管理の方法を参考に紹介します。


収入共有方式(共有口座方式)

収入共有方式には、下記の特徴があります。
  • 収入をすべて共有口座で管理する。
  • 支出は話し合いながら共同で決定する。
  • お互いの収支を完全にオープンにする。

この方式は、価値観や金銭感覚が近い夫婦や、お互いを信頼し合える関係の夫婦におすすめな方式のようです。また、家計の透明性を重視する方に適しています。 

最大のメリットは、夫婦で財政状況を常に把握できることです。大きな支出の計画が立てやすく、将来の資産形成もスムーズに進めやすい特徴があります。

デメリットとしては、個人の裁量での支出がしづらく、細かい支出まで相談が必要になることがデメリットとして挙げられます。また、プライバシーが保ちにくいという課題もあります。


費用分担方式

費用分担方式には、下記の特徴があります。
  • 家賃、光熱費など固定費を決めて分担する。
  • それ以外は各自で自由に使える。
  • 共働き世帯で増加している。

共働きの夫婦や、それぞれの経済的自立を重視する方に適している方式です。特に、結婚後も個人の生活スタイルを大切にしたい方に向いています。 この方式の良さは、個人の自由度が高く、収支が明確で管理しやすい点です。お互いの経済的独立性が保てることも大きな特徴です。 

デメリットとしては、予期せぬ出費への対応が難しく、共通の資産形成を進めにくいという課題があります。また、収入に大きな差がある場合は、不公平感が生じる可能性もあります。

按分(あんぶん)方式


按分方式の特徴には、下記の特徴があります。
  • 収入に応じて費用負担の割合を決める
  • 例:収入7:3なら生活費も7:3で負担
  • 収入差がある場合に公平性を保てる

収入に差がある共働き夫婦や、公平性を特に重視する方に向いている方式です。数字に強く、細かい計算が苦にならない方にもおすすめです。 

最大の利点は、収入の差があっても公平な負担が可能な点です。双方が納得しやすく、収入の変動にも対応しやすいという特徴があります。 

デメリットとしては、計算が煩雑になりがちで、収入が変わるたびに見直しが必要という点があります。また、管理が複雑になりやすいという課題もあります。

一任方式(おまかせ制)


一任方式には、下記の特徴があります。
  • どちらかが家計の主導権を持つ
  • もう一方は一定額を渡して任せる
  • 伝統的な「妻任せ」もこの一種

片方が家計管理に長けている夫婦や、従来的な役割分担を好む方に適しています。シンプルな管理を好む方にもおすすめの方式です。 

大きなメリットは、家計管理が一本化されてシンプルな点です。予算管理がしやすく、貯蓄目標も立てやすいという特徴があります。

デメリットとしては、管理する側の負担が大きく、任せる側が収支を把握しづらいという課題があります。また、お小遣いの金額設定で不満が出る可能性もあります。

ちなみに、私が友人や会社の同僚などから、よく耳にする「お小遣い制」は、一般的にはこの「4.一任方式(おまかせ制)」にあたるようです。


別会計制


別会計制には、下記の特徴があります。
  • 共通の支出と個人の支出を完全に分ける
  • それぞれが別々の財布(口座)を持つ
  • 近年、共働き世帯で増加傾向

独立志向が強い夫婦や、キャリア志向の強い共働き方に向いています。

この方式の最大の強みは、完全な経済的独立が可能な点です。

先ほど紹介した「費用分担方式」との違いを私なりに整理します。たとえば、家具の購入を例にしますと、「別会計制」であれば、家具の担当を妻と決めていれば、妻が決定権を持っているので妻自身の収支に応じて好きな家具を買うことができます。一方で「費用分担方式」の場合は、あくまで費用面を分担するだけなので、夫婦間で協力するという要素が多くなり、家具購入も夫婦で購入決定することとなります。したがって、「別会計制」の方がより個人の判断で自由に使え、お互いの金銭感覚を尊重することを大切にするイメージです。 

デメリットとしては、共通の目標に向けた貯蓄がしづらく、急な出費への対応が難しいという課題があります。また、家計全体の把握が難しくなる傾向もあります。


補足

5つの会計方法について、整理しました。

補足として、紹介した方式は必ずしもどれか一つを選ぶ必要はありません。多くの家庭では、複数の方式を組み合わせて、自分たちに合った形に調整しています。

家族でよく話し合い、お互いが納得できる方法を見つけることが大切だと考えます。




(参考)私自身の家計管理方法



過去に「家計簿」に関する記事を記載したことがあります。まだ読まれたことのない方は、下記のリンク先も参考にいただけますと幸いです。


現在は夫婦で話し合いを行い、少し方法を変えています。

変更した理由としては、

以前までと状況が大きく異なり収入の差が生じたからです。妻が会社から育児休業をいただいている関係で、収入が減りました。そのため、現状を考慮して、より良い方法を検討しました。

その結果、下記の図の赤枠部分の方法を採用して実施しています。




上記の図について説明いたします。

この図は、一般的な収入共有方式と私自身が改良した方法をまとめた表です。青が一般的な収入共有方式で赤が私が改良した方法です。この図の方法では、1年間の収支の結果をもとに、次の年の予算計画をたてて管理します。

具体的な数字(金額)があった方がイメージしやすいと思いますので、下記のモデルケースを作成しまして、説明いたします。

モデルケース:2024年1月から12月の収支
○収入
 家族全体    500万円
  内訳  ・夫 300万円
      ・妻 200万円

○支出
 家族全体    350万円
  内訳  
      ・共通 300万円
      ・夫  30万円
      ・妻  20万円


上記の条件をもとに

2024年1月〜2024年12月末の支出を分析して、2025年1月〜2025年12月末の予算計画を立てることにします。

まず、2024年の収支を分析します。

私自身は1年間の家族全体の収支については、貯蓄率約25%を目標としていますが、ここでは、計算を簡単にするため貯蓄率20%に設定してみます。

○目標貯蓄額
 →貯蓄率20%とする
 →500万円×0.2
  =100万円

目標の貯蓄額は100万円となります。

収入が500万円

支出が350万円のため、

500万円 - 350万円

=150万円

つまり、2024年の結果は、収入から支出を引いた150万円分を貯蓄しようと思えば貯蓄できるので、目標(貯蓄率20%)は達成できていると分析できます。

では、ここで目標の100万円を貯蓄に回すとします。

残った金額は、

150万円 - 100万円(貯蓄分)

= 50万円

50万円が残ることがわかります。

その金額を来年の予算に組み込むこととします。

使い道としては、

・家電や家具の買い替え(積立含む)

・旅行

・外食費

・お小遣い

などが想定されます。

例えば、下記のように振り分けます。

・家電や家具の買替え 20万円
・旅行 5万円
・外食 5万円
・お小遣い 20万円
  内訳 夫  5万円
     妻 15万円

となります。

これが、私自身が改良した「改良版収入共有方式」となります。



ここで、なんで夫の方が少ないんだ!!そんなんで納得できるのか?と思われる方もいるかもしれません。

しかし、2024年の実績を見れば納得することができます。夫の金額だけに着目すると、下記のようになります。

収入 250万円(家族全体500万円÷2)

支出     180万円
 内訳 共通 150万円(300万円÷2)
    個人  30万円

残額は、250 - 180 = 70万円

このうち、貯蓄に回す金額は、100万円の半分の50万円と設定していました。
貯蓄を除いた残額は、

70 - 50 = 20万円

また、2025年の予算計画をたて、夫婦で折半すると、

・家電や家具の買替え 10万円

・旅行 2.5万円

・外食 2.5万円

なので、それらの予算を除いた残額は、

20 - 15 = 5万円

つまり、2025年の夫が自由に使えるお金(お小遣い)は、5万円になるということです。同様に妻も同じ計算をすると、15万円となります。

この結果となるのは、2024年の夫の「個人の支出」が多いからであり、必然的なものです。

したがいまして、「個人の支出」が多くなると次の年のお小遣いに影響してしまう仕組みとなっています。


先ほどから出現する「個人の支出」と「お小遣い」の違いについてを説明します。

「個人の支出」は、お小遣いではありません。なぜなら、「個人の支出」が多くなり過りすぎると、2025年の家族全体の予算計画(家具、旅行など)に影響を与えるからです。

「個人の支出」を使い過ぎると、来年の予算が無くなり、家族で旅行に行けなくなったり、外食できなくなるということになります。だからこそ、お互いが「個人の支出」に対して目を光らして、お互いが「個人の支出」に対して口出しできるようになっています。


例えば、

会社の飲み会に行き過ぎ!!とか、

友だちと遊びに行か過ぎ!!とか、

そんな物を買う必要あるのか!!とか、

お互いが言い合うようにして、本当に必要な支出か確認しています。

一般的な「収入共有方式」では、お互いが本当に自由に使用できる「お小遣い」が無いため、プライバシーが保ちにくいです。


それが、改良を加えた手法にした場合であれば、

上記のモデルケースの例だと

夫は5万円、妻は15万円の「お小遣い」を獲得できています。

この「お小遣い」は、口出しは無しで使用できるお金です。

家族で暮らしている以上は、飲み会に参加するなどは家事や育児負担が大きくなるので相談が必要であり、家具の購入も家のスペース的にも相談は必要だと思いますが、

ランチで美味しい物を食べたり、スタバでカフェに行ったりなど自由に使えるお金があった方が、リフレッシュが可能となります。

この自由に使えるお金「お小遣い」が少ないと思う場合は、支出の見直し(特に「個人の支出」)を見直さないといけないということです。

例えば、会社の飲み会は本当に必要なのか?というような感じです。


文章にすると、ややこしいかもしれませんが、ここまでの内容を図に整理すると、下記のようになります。(上記のものと同じ表です。)



私自身は2024年から「収入共有方式」で家計管理を実施しており、2025年からは、「改良版収入共有方式」を導入したところです。

また、導入した後の感想や改良などを加えた場合は記事を記載したいと思います。


以上、参考になれば幸いです。

今回はここまでです。
ありがとうございました。

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